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K・I笑顔通信 No.30「歯並びや噛み合わせはどうして悪くなるの?」

2024年7月31日(水)

みなさん、こんにちは。

梅雨が明け暑い夏がやってきました!

BBQや夏祭りなどイベントがたくさんで楽しみですね♪

体調には十分気をつけて夏を乗り越えましょう

さて、今月の笑顔通信のコラムは「歯並び・噛み合わせ」についてです。

どうぞご覧ください(^ ^)

 

 

歯並びや噛み合わせはどうして悪くなるの?

お爺さんから「歯並びが悪くても死にゃせん!」と言われて 歯並びの矯正を諦めた女の子がいました。 …それから20数年、40代に近くなった彼女は再び 矯正歯科を訪れました。ずっと引きずってきた心のわだかまり、 コンプレックスから解放されるために。

実は悪い歯並びや噛み合わせは経済的な先進国に多いのです。…なぜ? 経済的に豊かになるとまず大きく変化するのが食生活です。 命を支える「食べること」が「楽しみ」「エンターテインメント」化して加工され精選されて、一生懸命噛まなくても食べられる食事が増えてきました。そうなるとアゴの筋肉は大きくなりません。筋肉を支えるアゴの骨は強く大きくなる必要がなくなります。ところが、アゴを作る遺伝子と歯を作る遺伝子は別なので、アゴが大きくならないからといって歯は小さく作られません。 結果、歯は押し合いへし合い、歯並びはガタガタになります。 もうひとつ、父母共に歯並びはきれいで噛み合わせも立派、でもなぜか子供はガタガタ。 お父さんは大きなアゴに大きな歯、お母さんは小さなアゴに小さな歯、バランスOKです。子供は親から半分ずつ遺伝子をもらいますから、お父さんから大きな歯、お母さんから小さなアゴをもらってしまうと、ガタガタの歯並びになる可能性があります。

サイレントディジーズという言葉を知っていますか?

 膵臓や肝臓の病気はあまり自覚症状がなく静かにしかし確実に進行するのでサイレントディジーズ(沈黙の疾患)と呼ばれています。自覚症状が現れた時には手遅れになることが多い危険な病気です。口の中では歯周病が問題です。歯周病は感染発症してもほとんど気づきません。最初のうちは歯茎が少し腫れたり、歯の生え際が赤くなったり、出血しても殆ど痛みはありませんから本人もあまり気にしません。典型的なサイレントディジーズです。 歯並びや噛み合わせが悪い状態を不正咬合と言います。 この不正咬合も痛みや不都合を殆ど感じないのです。 歯並びや噛み合わせが悪いと歯牙う蝕(むし歯)や歯周病、顎関節症の原因にもなります。 健康で快適なはずのあなたの人生を毎日少しずつ削り取って行くサイレントなディジーズ(病気)なのです。