- コラム
K・I笑顔通信 NO.23 「歯で苦労しない人生に!」
2023年9月8日(金)
みなさん、こんにちは。
夏の暑さも少しずつ和らぎ、心地よい風を感じられるようになりましたね。
今月は「歯で苦労しない人生に!」というタイトルで、定期的なメインテナンスの重要性について書いています。
みなさんは歯科医院に定期的なメインテナンスに行っていますか?
また、今回は当院で新しく導入した歯ブラシについても紹介しています。
当院ではそれぞれに適した歯ブラシをご提案しますので、ぜひご来院くださいね(^ ^)
それでは今月の笑顔通信をご覧ください!
歯で苦労しない人生に!
〜メインテナンス受けていますか?〜
歯磨きしているのに次々と虫歯(う蝕)ができたり、歯磨きしたら出血したり、疲れた時に歯茎が腫れたり…。
「このままで本当に良いのかなぁ」と将来のお口の健康に不安を感じていませんか?
そんな時、頼りになるのが歯科医院での定期的なメインテナンスです。
定期的なメインテナンスとは、歯科検診と歯のクリーニングなどを一度に行う予防プログラムです。
まずは自分のお口の弱点を知ることから
患者さんのお口の健康状態は十人十色。しかも年齢とともにどんどん変化し、大学に入って一人暮らしになった、
出産した、介護で忙しくなった、退職した、といったライフステージの変化にも大きな影響を受けます。
メインテナンスでは、患者さんごとのリスクを探り、予防のポイントを知ってもらい効果的に対策していきます。
さらに、定期的に通うことで、患者さんのお口の変化を視野に入れて継続的に対策ができます。
プロフェッショナルケアなぜ必要?
「毎日歯磨きしていれば虫歯・歯周病にならずにすむ」って本当でしょうか?
たしかに、適切な歯磨きや、甘いものをダラダラ食べたりしない良い生活習慣、そしてフッ素配合の歯磨き剤を
積極的に活用していれば、ほとんどの虫歯は防ぐことができます。
また、歯石を取り除いた清潔なお口で、歯周ポケットがそれほど深くなければ、適切な歯磨きによって歯周病による
炎症を防ぐことができます。ただ、それほど単純にいかないのが虫歯や歯周病の予防です。
歯に深い溝があったり矯正装置があったりしてプラークが溜まったままになると、歯磨きをいくら頑張っていても、
虫歯になってしまいます。矯正治療だけ受けて、メインテナンスを受けていない方は要注意です!
また、深い歯周ポケットの奥もプラークが溜まると、歯ブラシの毛先は決して届かず、フロスも歯間ブラシも
届きません。放置すると歯周病の火種となり、症状が悪化する原因になります。
歯科医師・歯科衛生士によるプロフェッショナル・クリーニングによってプラークを徹底除去すると、
3〜4ヵ月程度、歯周ポケット内の歯周病菌の勢いを抑えられることがわかっています。
定期的に通ってクリーニングを受ける意味はここにあるのです。
メインテナンスにはこんなに良いことも!
歯周病治療、メインテナンスがないと、歯を失うリスクが3倍にもなると言われています。
また、定期的に歯科検診、メインテナンスを受けている人は、そうでない人に比べて、全身にかかる医科の医療費が
1年間で約10万円少なくなるという調査結果もあります。
もしメインテナンス時に虫歯や歯周病の再発がみられても、早期であれば治療も少なくてすみます。
定期的に歯科医院でしっかりとしたメインテナンスを受けて
お口の健康を長く維持していきましょう!