- コラム
K・I笑顔通信 No.19「一般歯科から見た矯正治療の意義」
2023年5月9日(火)
みなさん、こんにちは!
おかげさまで、5月7日に「開院2周年」を迎えることができました!
これもひとえに、通っていただいた皆様、地域の皆様、多くの方に支えていただいたおかげと深く感謝申し上げます。
今回のK・I笑顔通信は、開院2周年のご挨拶と「一般歯科から見た矯正治療の意義」についてです。
矯正治療は見た目だけではなく、自分の歯を残して健康に生きるためにも必要なことです。
どうぞ続きをご覧ください♬
矯正治療ってこんなにスゴい!!
〜一般歯科医から見た矯正治療の意義〜
矯正治療は見た目や歯並びの改善のためだけと思っていませんか?
歯並びがキレイになることで長年抱えてきたコンプレックスがなくなるため、 非常に大きな効果をもたらしますが、
矯正治療にはそれ以外にも大きな意味があります。
今回は矯正専門ではなく一般歯科の目線からお話しします。
虫歯・歯周病になりにくくなる!!
歯並びが悪いと食べ物が詰まりやすかったり歯磨きをしても磨き残しが多かったり、虫歯(う蝕)や歯周病になりやすくなってしまいます。
歯並びがガタガタのところの磨き残しや歯石を指摘されたことはありませんか?
矯正治療で歯並びが良くなることで、歯磨きもしやすくなり、虫歯や歯周病の予防に役立ってくれます。
治療のとき歯へのダメージを減らすことができる!!
被せものやブリッジなどを作る際に、歯がキレイに並んでいれば、歯を削る量を少なくできることがあり、歯の神経へのダメージも減らすことができます。
また、歯を失いインプラントが必要になってしまった場合も、矯正治療によりスペースをコントロールすることで、見た目も噛む機能も理想的な人工の歯を作ることができます。
8020達成者に受け口はいない!?
8020運動とは、日本歯科医師会が提唱した80歳で20本の歯を残そうという取り組みですが、ある調査によると、8020達成者に反対咬合(受け口)や開咬(前歯が噛み合わずに開いている状態)の人はいなかったと報告されています。
私の経験上、 反対咬合の8020達成者がいない訳ではないのですが、噛み合せが悪いことによってアブノーマルな力が歯にかかってしまい、歯を失う原因の一つになってしまうというのも事実です。
バランスの良い噛み合わせで健康寿命を延ばそう!!
失った歯の数が多いほど、認知症、心血管疾患、脳卒中のリスクは増加し、QOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)は下がると言われています。
健康なうちに悪い歯並び・噛み合わせを治しバランスを整え、虫歯や歯周病を予防することで、自分の歯を長持ちさせることができ、健康寿命を延ばすことができるのです。
矯正治療と言えば、見た目の改善と思われがちですが、一般歯科の立場から見ても
自分の歯を残して健康に生きるためにとても意味のある治療だと考えています。
噛み合せが悪くて噛みにくい、歯並びが悪くて歯磨きが難しいなど
普段から悩んでいる方は、一度ご相談してみてはいかがでしょうか?
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