みなさんこんにちは♪
秋風が心地よい季節になりましたね。食欲の秋・読書の秋・スポーツの秋…
みなさまはどんな秋を楽しんでいらっしゃいますか?
この度、当院では新たに「ボツリヌス治療」を導入致しました!
ボツリヌス治療とは歯ぎしり、食いしばり、顎関節症と関連している筋肉に
ボツリヌス製剤を直接注入することで、筋肉の過緊張をとることで症状を緩和する治療方法です。
一般的に”ボトックス”という言葉を耳にされることが多いかと思いますが、実は、”ボトックス”は薬の製品名のひとつで、
正しくは「ボツリヌス治療」と呼ばれています。
当院では、安心して治療を受けていただけるよう、丁寧にご説明しながら進めてまいりますので
どうぞお気軽にご相談ください☺
今回の笑顔通信のコラムは「伊藤先生がアメリカの勤務時代のエピソードです」
ぜひご覧ください。
3台のおんぼろビートル
私が福岡で開業する前、米国メリーランド州の歯科矯正専門の病院で働く
チャンスがありました。病院はショッピングモールの2階にあって下の駐車場に出入りしてくる患者さんの車がよく見えました。
その中にいつも旧いフォルクスワーゲン(ビートル:カブトムシのような格好のドイツ製の大衆車)に3人の娘を乗せてくる男性が
いました。ただ、普通とちょっと違っていたのはそのビートルの色や年式が時々かわることでした。
ある時、治療の後の世間話で「最近ビートルの売れ行きはどう?」と彼に尋ねました。
車が時々変わるのは彼が中古ビートルの販売店のオーナーで、手近にある店のビートルで娘の送り迎えをしていると思ったのです。
彼はきょとんとして「俺はファーマー(百姓)だ、ビートルは売ってない」
「えっ、でもいつも違うビートルで来るから•・・」
「あぁ、あれは100ドルビートル(当時1ドル=200円、つまり1台20000円のオンボログルマ)だ、あれを3台持ってる。
その日エンジンがかかったやつに乗ってくるんだ。3日続けてエンジンがかからなかったら、
そいつは売り払って次の100ドルのビートルを入れて3台にしておくんだ」「もっとまともな車なら1台で済むじゃないか」
「知ってるだろ、今、娘が3人ここで矯正してるんだ、キャデラック(アメリカ人の憧れる高級車、日本のクラウンのような)は
買えんよ、キャディ(キャデラック)は矯正のあとだ!」
福岡で診療を始めてしばらくして、歯科関係のイベントでアフリカのある途上国から来た留学生が質問してきました
「日本人、皆大学に行く(高学歴)、車も皆きれい、家もきれい(お金持ちだ)でも歯、なぜ汚いですか?」
QOL(クオリティオブライフ゠人生の質)という言葉、
人生をより豊かにする考え方、物、行動など、近頃よく耳・目に触れるようになりました。
そして「健康」がクオリティライフ(上質な人生)の第1条件であることは誰もが納得しています。・・・なのに
世界有数の経済力、教育レベル、工業製品、安全で安定した社会を誇るハイクオリティな国に住む日本人の口の中が
なぜこんなに貧しいのか、世界から見ると「???」なのです。
歯ぎしり・食いしばり・歯並びにお悩みの方は、ぜひ福岡市中央区今泉にある医療法人正美会 F-style K・I DENTAL OFFICE(エフスタイル ケーアイ デンタル オフィス)までご相談ください。