K・I笑顔通信 No.19「一般歯科から見た矯正治療の意義」
みなさん、こんにちは!
おかげさまで、5月7日に「開院2周年」を迎えることができました!
これもひとえに、通っていただいた皆様、地域の皆様、多くの方に支えていただいたおかげと深く感謝申し上げます。
今回のK・I笑顔通信は、開院2周年のご挨拶と「一般歯科から見た矯正治療の意義」についてです。
矯正治療は見た目だけではなく、自分の歯を残して健康に生きるためにも必要なことです。
どうぞ続きをご覧ください♬
矯正治療ってこんなにスゴい!!
〜一般歯科医から見た矯正治療の意義〜
矯正治療は見た目や歯並びの改善のためだけと思っていませんか?
歯並びがキレイになることで長年抱えてきたコンプレックスがなくなるため、 非常に大きな効果をもたらしますが、
矯正治療にはそれ以外にも大きな意味があります。
今回は矯正専門ではなく一般歯科の目線からお話しします。
虫歯・歯周病になりにくくなる!!
歯並びが悪いと食べ物が詰まりやすかったり歯磨きをしても磨き残しが多かったり、虫歯(う蝕)や歯周病になりやすくなってしまいます。
歯並びがガタガタのところの磨き残しや歯石を指摘されたことはありませんか?
矯正治療で歯並びが良くなることで、歯磨きもしやすくなり、虫歯や歯周病の予防に役立ってくれます。
治療のとき歯へのダメージを減らすことができる!!
被せものやブリッジなどを作る際に、歯がキレイに並んでいれば、歯を削る量を少なくできることがあり、歯の神経へのダメージも減らすことができます。
また、歯を失いインプラントが必要になってしまった場合も、矯正治療によりスペースをコントロールすることで、見た目も噛む機能も理想的な人工の歯を作ることができます。
8020達成者に受け口はいない!?
8020運動とは、日本歯科医師会が提唱した80歳で20本の歯を残そうという取り組みですが、ある調査によると、8020達成者に反対咬合(受け口)や開咬(前歯が噛み合わずに開いている状態)の人はいなかったと報告されています。
私の経験上、 反対咬合の8020達成者がいない訳ではないのですが、噛み合せが悪いことによってアブノーマルな力が歯にかかってしまい、歯を失う原因の一つになってしまうというのも事実です。
バランスの良い噛み合わせで健康寿命を延ばそう!!
失った歯の数が多いほど、認知症、心血管疾患、脳卒中のリスクは増加し、QOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)は下がると言われています。
健康なうちに悪い歯並び・噛み合わせを治しバランスを整え、虫歯や歯周病を予防することで、自分の歯を長持ちさせることができ、健康寿命を延ばすことができるのです。
矯正治療と言えば、見た目の改善と思われがちですが、一般歯科の立場から見ても
自分の歯を残して健康に生きるためにとても意味のある治療だと考えています。
噛み合せが悪くて噛みにくい、歯並びが悪くて歯磨きが難しいなど
普段から悩んでいる方は、一度ご相談してみてはいかがでしょうか?

福岡市中央区今泉
F-style K・I DENTAL OFFICE(エフスタイル ケーアイ デンタルオフィス)
K・I笑顔通信 NO.18「Dr.伊藤のつぶやきブログ」
みなさん、こんにちは!
新年度も始まり、学校も仕事も新生活での新しいスタートの季節になりましたね。
桜も満開になったと思うと、待合室の植物も新芽が出てきて春らしさを感じる瞬間が増えました(^^)★
また、F-style K・I DENTAL OFFICEは5月7日に2周年を迎えます!!
日頃の感謝の気持ちを込めて「矯正無料相談会」を行います。
詳細につきましては、K・I笑顔通信をご覧ください♬
Dr.伊藤のつぶやきブログ
まだ風も冷たくて、庭の景色も単調な中。ポツポツと緑が目に付くようになると、 寒さで硬くなっていた心までも明るくなってきます。
何かうまくいきそうな気持ちになって「春よ、早く来い…」などとつぶやいていたある日の昼。
明るい日差しに誘われて、ランチにチョット足を延ばしました。
考えることは皆同じようで、いつもより混みあった店内で、やっと席に着いてフッと 左前を見ると、ややッ!素敵な美女が座っているではありませんか。
目元はぱっちり、髪はキリッとアップで明るい春色のワンピース。なかなかのセンスです。
こうなると仕事の性。マスクに隠れた部分を含めて顔のタイプや横顔、口元のバランス などなど、あれこれ想像してしまいます。
「…マスクの膨らみ具合から見て鼻は高いぞ。唇はE⁻ラインに収まっているかな。 オトガイは…?」「今日はやっぱりいい日だった。」想像はどんどん膨らみます。
数分後、彼女のテーブルに料理が届きました。さあ、いよいよマスクを外します。
一般的に顔かたちについて表現するとき、鼻は「高い」「低い」といいますね。
口元はどういいますか?「上唇が高い」とか「下唇が低い」とは言いませんね。
でも、彼女がマスクを外した時「ん?唇が高い?」と思ってしまったんです。
上唇も下唇も明らかに鼻より高い。マスクの膨らみは高い鼻。ではなく、大きく突出した 上下の唇だったのです。
ここからは専門家として冷静な目で見てみましょう。
彼女はお友達とおしゃべりしながら食事を楽しんでいます。
でも料理を口に運んだり、笑ったりするたびに前歯や歯ぐきが見えています。
特に笑うと歯ぐきがむき出しになる「ガミースマイル」と呼ばれる状態になります。
彼女の他の部分の素晴らしさが際立っているだけにとても残念です。
彼女のような歯並び・噛み合わせを矯正歯科では「両顎(前歯)前突症」と呼んでいます。
*両顎(前歯)前突症について詳しくは下記にお問い合わせ、またはアクセスしてください。
F-style K・I DENTAL OFFICE
問い合わせ 092-713-5386
矯正担当医 伊藤 正彦
長年矯正治療に携わっていると、矯正患者さんの変化に気付きます。
歯並びが良くなるとお化粧(メイク)が変わります。
メイクが変わるとファッションが変わります。
ファッションが変わると行動が変わります。
行動が変わると人生が変わります。
この春に一歩踏み出してみませんか??
福岡市中央区今泉
F-style K・I DENTAL OOFICE(エフスタイル ケーアイ デンタルオフィス)
K・I笑顔通信 NO.17「前歯の白い斑点気になっていませんか?」
みなさん、こんにちは!
ようやく暖かくなり満開の桜を見れる日が近づいて来ましたね♬
今年はマスクを外して出かける機会が増えるのではないでしょうか。
マスクを外した時、ニコッと笑える準備はできていますか?
今回は、歯の表面にできる白い斑点「ホワイトスポット」についてです。
歯を削らずに改善させる方法で、当院でも積極的に取り組んでいます。
どうぞご覧ください★彡
前歯の白い斑点気になっていませんか?
みなさん、マスクを外す準備はできていますか?
今月からマスクの着用は個人の判断という政府発表があり、いよいよ「脱マスク」に向けて世の中が動き出してきましたが、みなさんはマスクを外す準備は整っているでしょうか?マスク生活が長かったためか、この期間にお口の中をしっかり治療した人と、マスクで隠れているからと手を抜いてきた人とでお口の健康に大きな差が出てきているように感じます。
歯の色、歯並び、歯ぐきの状態、口臭は大丈夫ですか?
その中でも、今回は歯の表面の白斑について。
歯の表面にできる白い斑点はホワイトスポット(写真)と呼ばれ、主に「初期う蝕(虫歯)」「エナメル質形成不全(歯の表層のエナメル質が正常に形成されていない状態)」の2つが原因とされている病気です。エナメル質の中に空気が入ってしまった状態で、光の屈折率の差から白く見えてしまいます。
「昔から前歯に白い斑点がある」「矯正装置を付けていたところが白くなってしまった」など気になっていませんか?歯科医院で相談したら「初期の虫歯だからそのままで良いよ」や「治すには歯を削らないといけない」と言われた方もいるのではないでしょうか。
以前から歯を削って白い樹脂(コンポジットレジン)を詰めたり、表面を一層削ってセラミック(ラミネートベニア)を貼り付けたり、フッ素やミネラルを含んだペーストを塗って再石灰化を促したり、様々な治療方法がありましたが、歯を削る必要があったり、あまり改善しなかったりと、欠点も多くありました。
また、ホワイトニングでも治らず、場合によってはホワイトスポットがより目立つようになることもあります。
しかし、近年「歯を削らずに改善させる方法」が出てきて注目されています。「低粘性レジン浸潤法(アイコン)」という方法で、歯を削らずに樹脂を浸透させることで光の屈折率を改善させ、ホワイトスポットを目立たなくする治療法です。当院でも積極的に取り組んでいて、治療した患者様から「前歯のコンプレックスがなくなった」と喜びの声を多く頂いています。
一度歯を削ると、今年1月のK・I笑顔通信で紹介した「治療修復のサイクル」に入ってしまい、将来的に再治療が必要になる可能性が高くなってしまうので、まずは歯を削らない方法から検討することをオススメします。
また、歯の状態によってはアイコンで改善しないことや適応でないこともありますが、患者様一人ひとりに合った解決方法をご提案しますので、ホワイトスポットが気になる方はお気軽にご相談ください。
脱マスクのこの機会に、あなたの昔からの前歯の悩みを解決して、思いっきり笑ってみませんか?
福岡市中央区今泉
F-style K・I DENTAL OFFICE(エフスタイル ケーアイ デンタルオフィス)
K・I笑顔通信 NO.16「伝えたい!広めたい!デンタルエステ!」
みなさん、こんにちは!
2月になりましたが、まだまだ寒い日々が続きますね。
暖かい春の訪れが待ち遠しい今日この頃です(*´︶`*)♪
皆さん、「デンタルエステ」はご存知ですか?
歯科衛生士が行う、口腔内マッサージで免疫力を上げる手技です。
今回はデンタルエステについて詳しくご紹介しておりますのでどうぞご覧下さい♪
伝えたい!広めたい!デンタルエステ!
皆さんこのようなお悩みはありませんか??
「なんだか顎がだるく重たい,痛い…。」「頭痛や肩こりが酷くなってきた…。」 「噛む筋肉が発達してきてエラが張ってきた…。」
「よくむせるようになってきた…。」 「唾液が減って口の中がすぐ乾いてしまう…。」「歯ぐきからの出血や口臭が気になる…。」
「笑顔が引きつってうまく作れない…。」「肌のくすみやたるみが気になってきた…。」
デンタルエステはこれらのお悩み解決の手助けとなるかもしれません!!
デンタルエステとは?
歯科衛生士が行う、『お口の中と外からお口やお顔周りの筋肉へ直接アプローチ(マッサージ) することによって
免疫力を上げる手技』を言います。
え?エステで免疫力が上がるの?と思いますよね!
筋肉を動かすことでリンパの流れがスムーズになり、リンパ液に含まれる免疫細胞が全身にいきわたるため、免疫力を高める効果があると言われています。
また、むくみの解消や血流がよくなることでの頭痛や肩こりの改善、自律神経を整える効果もあると言われています。
具体的にどんなことをするの?
【口腔内マッサージ(オーラルリフレクソロジー)】
緊張して凝り固まってしまったお口周りの筋肉を緩めてほぐしたり、逆に使わな過ぎて緩み切った筋肉に刺激を加えるマッサージ。
お口にある40個のツボを意識しながら行う歯肉のマッサージ。
【デコルテ(胸上ライン)から上のフェイスマッサージ】
呼吸に関連する筋肉や胸の筋肉、表情を作る表情筋(目、頬、口周り)や噛む機能を果たす咀嚼筋(顎周り)を整えるマッサージ。
どんな効果が得られるの?
・お顔周りの筋肉の緊張がほぐされ、軽くなり、表情を作りやすくなります。
・副交感神経が優位になり、血行の促進、サラサラとした唾液を増やします。
・体中に酸素や栄養素を行き渡らせ、新陳代謝を高めます。
・免疫力が上がり、歯周病の改善にも繋がります。
♬嬉しいおまけに肌のくすみや目元や頬のたるみ、しわ改善も期待できます♬ 歯科衛生士:英原
F-style K・I DENTAL OFFICE ではデンタルエステを通じて皆様に癒しの時間を提供できるよう、準備を進めております。
気になるー!!という方はぜひ、スタッフにお声掛けください(^^)/
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Dr.伊藤の デンタルエステ 体験記
オーラルリフレクソロジー、なんとなく難しそう、こわそう、ちょっと緊張してました。
でも、専用の香りの良いジェルが塗られた指先がお口の中滑り始めると歯ぐきばかりでなく 頬も緩んで伸びていい感じになったところで組織や筋肉の凝ったところに指先が当たると、 オッ痛テテとなります。
お口の中がリラックスしたら今度は外。イキイキした表情を作る口輪筋、眼輪筋、口角挙筋など 説明を受けながら顔だけでなく首から肩口まで入念にマッサージ。
凝りがほぐれてリンパの流れが良くなります。
考えてみれば、顔だってたくさんの筋肉が活躍しながら一日中緊張やストレスにさらせれています。 筋肉が硬くなったら表情だって動かなくなります。
私にも、もうちょっと素敵な笑顔が残っていたんだと気付かされた50分でした。
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福岡市中央区今泉
F-style K・I DENTAL OFFICE(エフスタイル ケーアイ デンタルオフィス)
K・I笑顔通信 NO.15「歯の一生について考えてみよう」
みなさん、こんにちは!
輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。今年は暖かいお正月でしたね(^^)
今年も皆様の健康のお役に立てる様、「K・I笑顔通信」を定期的にお届けいたします♪
2023年初めのK・I笑顔通信は、歯の一生について考えてみようです。
せっかく治療した歯が何度も虫歯になると…この歯はどうなると思いますか?
歯の寿命を延ばす為にも、歯を長持ちさせる為にも、一度ご覧ください。
「歯の一生について考えてみよう」
自分の歯は今後どのくらい持つと思いますか?
日本の歯科治療の多くは、やり直しの治療と言われています。
一度治療した歯が一生問題なく使用できれば良いのですが、なかなかそうとはいかず虫歯になって治療の繰り返しになっていませんか?
1本の歯に対して治療できる回数は、平均すると「4〜5回」が限界とも言われています。
それを図で示したものが「治療修復のサイクル」で、以下の流れで歯は悪くなっていきます。
①健康な歯が小さな虫歯になると、虫歯の範囲が小さいためまずはコンポジットレジンというプラスチックの詰め物
をすることが多いです。コンポジットレジンの使用年数に関しては、少しデータは古いですが、平均5.2年でやり直
しになると言われているので、虫歯や外れるなど何かしらの理由で再治療が必要になります。
②再治療になると虫歯の範囲が今までより大きくなるので、次はインレーと言う大きな詰め物が必要になります。
ここで、メタルインレーという銀の詰め物の場合、使用年数は平均5.4年で、虫歯や外れたりすることによって再治
療となってしまいます。
③メタルインレーがダメになると、虫歯が歯の神経のところまで進行し神経を取り除くことが多く、その場合はクラ
ウンという被せ物を入れることになります。メタルクラウンという銀歯の場合、使用年数は平均7.1年とされています。
④メタルクラウンがダメになる時には、虫歯が重度に進行したり歯が割れたりすることも多く、そうなると抜歯となってしまいます。
このような流れで限界を超えた歯は抜歯に至り、多くの場合は失った歯のところに対する次の治療が必要となります。治療とは言っても、元通りの状態まで戻るわけではなく、人工物で歯を補っているに過ぎないのが現状です。歯を再生する研究も進んではいますが、身近なものになるのは何十年先のことでしょうか…。歯の数が少なくなると残った歯への負担が徐々に大きくなり、お口全体の健康を維持すること自体が徐々に難しくなってしまうのです。
歯の寿命を延ばしてしっかり噛んで食事をして健康を維持するためには、この悪い流れを断ち切っていく必要があります。
では、どうすればこの流れを回避して歯を長持ちさせることができるか考えてみましょう。
○『治療を行わなくて済むように、リスク管理を行い、ケアと定期健診を欠かさない』
日々の歯磨きで自分自身で100%すべての汚れを落とすことができるのであれば必要ありませんが、
溜まった汚れが虫歯や歯周病を悪化、進行させていくので、定期的なプロによるケアと定期健診は必要不可欠です。
○『次のステージに進まないように、早期発見・早期治療を心がける』
どんなにお口のケアを頑張っても、虫歯菌や歯周病菌はお口の中に常に存在する菌なので虫歯や歯周病
のリスクをゼロにすることはできません。そこで、小さな虫歯でも大きくなる前に治療を行った方が良い
ですし、フロス(糸ようじ)が引っかかるような詰め物・被せ物なら虫歯や歯周病のリスクを下げるため
に治療しておいた方が良いでしょう。
○『治療の際には、再治療にならないように、長持ちする治療をする』
治療が必要になった歯を今までと同じように治療したのでは、悪いサイクルは断ち切れないので、適切
な材料を使い、適切な方法で治療を行うことで悪くなるリスクを下げて長持ちさせることができます。
患者様によって抱えるリスクや問題、悩みは様々です。F-style K・I DENTAL OFFICEは「健康な人・健康になりたい人のための歯科医院」として皆様の健康のために、患者様一人ひとりに真摯に向き合い、それぞれの抱える問題に対して最善の治療を提案し、悩みを解決していきます。些細なことでも構いませんので、気になることがあればお気軽にご相談下さい!